SGボートレースメモリアル2021とは
- 開催日程:8月24日(火)~8月29日(日)
- 開催場:ボートレース蒲郡 (ナイター開催)
- 優勝賞金:3300万円
- 選手選出基準:開催される競艇場を除いた全ての競艇場から推薦された選手(各場2名ずつの46名「必ず優先出場選手を含めること」)
開催競艇場の施行者が希望する選手
※優先出場以外の選手は開催年の後期A1級であること、および前年6月から開催年5月末までの出走回数160走以上の出走が必須である。 - 選出除外:前回(前年)のモーターボート記念から開催年のオーシャンカップのSG優勝戦で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手。
開催年の総理大臣杯から開催年のオーシャンカップのSG準優勝戦で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手。
怪我・病気に伴う出場辞退者。
前年6月から前検日までに褒賞懲戒規程による出場停止処分を受けた選手。
過去のSGメモリアル優勝選手と開催場
- 55 回 丸亀 競艇場 3941 池田浩二 選手 愛知支部
- 56 回 蒲郡 競艇場 2992 今村豊 選手 山口支部
- 57 回 福岡 競艇場 3783 瓜生正義 選手 福岡支部
- 58 回 桐生 競艇場 3783 瓜生正義 選手 福岡支部
- 59 回 丸亀 競艇場 4238 毒島誠 選手 群馬支部
- 60 回 若松 競艇場 3897 白井英治 選手 山口支部
- 61 回 蒲郡 競艇場 4350 篠崎元志 選手 福岡支部
- 62 回 桐生 競艇場 3960 菊地孝平 選手 静岡支部
- 63 回 若松 競艇場 3942 寺田祥 選手 山口支部
- 64 回 丸亀 競艇場 4238 毒島誠 選手 群馬支部
- 65 回 大村 競艇場 4238 毒島誠 選手 群馬支部
- 65 回 下関 競艇場 3942 寺田祥 選手 山口支部
展望情報
主役はやっぱり峰竜太
優勝候補の筆頭はボート界の一番星・峰竜太(佐賀)だ。
今年は若松オールスターを制して新たなタイトルをゲット。
児島グラチャン、芦屋オーシャンCでも優出を果たして高次元のレベルで安定。
ただ、蒲郡は未制覇の水面。大舞台で鬼門克服なるか。
ナイターSGV6の夜王・毒島誠(群馬)の存在感も際立つ。
夜の調整はお手の物。通算V3の当大会でド迫力の走りを見せる。
地元のエースは池田浩二(愛知)。
GI準優でのフライングで今年前半はGI・GII斡旋停止となったが、グラチャン、オーシャンCではいずれも準優に進出して3着。
優出まであと一歩も、実力は健在。勝手知る水面で最高の輝きを放つ。
注目株はオーシャンCで14年ぶりにSGを制した濱野谷憲吾(東京)。
復権した東都のエースが、6月周年で優出した舞台で牙をむく。
グラチャンで7年半ぶりにSGを制した前本泰和(広島)の巧腕も必見。攻撃力屈指の白井英治(山口)、快速王子・湯川浩司(大阪)、グランプリ覇者の石野貴之(大阪)、スピードターン光る桐生順平(埼玉)の台頭も十分。
前検日/モーター抽選結果:SGボートレースメモリアル蒲郡ボート
モーター相場としては、初下ろしから毎回好仕上がりになっている69号機に注目。
5月谷川里江が節イチ級の伸びを見せたように、ストレートの威力には定評がある。初下ろしから安定した成績を残しているのは62号機。
5月岩瀬裕亮、続く大橋純一郎はいずれもトップ級の仕上がり。近況も水準以上の足に。
74号機は6月66周年のVモーター。平本真之が俊敏なレース足に仕上げ、その後の池田浩美も軽快。ただ近況は気配一息で、若干トーンダウンか。
近況の上昇度ピカイチは57号機。
初下ろしの5月平見真彦で優出、続く仲口博崇は出足、伸び、回り足と3拍子揃った仕上がりで優勝と元々素性は良い。6月高田ひかるは節イチ級の伸びを誇り、7月高山秀雄はトップ級のレース足。気温が上がりさらにパワーアップし、エース級の力を秘める。
前検日/蒲郡競艇場注目モーター抽選
- 濱野谷憲吾=24号機三島敬一郎、地元モーター番付表ともにノーマークの24号機。いきなり今節の「バカに良く見えたもんは仕方がない」なのだが、まさにスロー起こしからのスリット足が半端なかった。1本目の3コース、3本目の3コースともに、ターンマーク起こしから出足スッキリ、そこからじわり加速してスリット近辺でスーーッと半艇身、内外を出し抜く感じで出て行った。この出方は最近の憲吾スタイルでもあり、24号機の素性云々より「憲吾クオリティ」だと思われる。2本目のダッシュ6コースはちょこっと出て行くだけだから、とにかく行き足が突出した感じ。現状の狙い目は2、3号艇からの一撃まくり。
- 白井英治=57号機期待どおり、伸び足はトップレベル。注目・谷村一哉69号機との長州合わせは、「ターン回りから出口までやや谷村に分があり、逆にスリット裏からは白井57号機がスーーンと伸びて行く」感じ。先入観も混ざっているかもだが、なかなかに迫力のあるマッチアップだった。ドリーム班の特訓でも1本目のダッシュ5コースがいちばん力強い見え方。助走をしっかり取った3本目のスロー4コースもスリット後に出て行った。だがしかし、インから行った2本目だけは、起こしから加速が鈍く他艇に置かれる脆さも……やはりこの57号機、現状は諸刃の剣とも言うべき伸び特化型パワーなのかも? そんな不安を抱きつつ、期待に違わぬ直線足に免じてSランクにしておきま~す♪
- 谷村一哉=69号機
白井57号との足合わせは前記のとおり。伸び負けの分だけ少し劣勢に見えたが、スタート特訓では①ダッシュ6コース、②インコース、③スロー5コースともすべて余裕があって文句なしの動きだった。特に2本目インコースの起こしからスムーズな押し足~出足~スリット付近の行き足まで惚れ惚れする加速感で、白井との比較込み込みで現状は出足系統が魅力かも - 原田幸哉=72号機2連対率31%ながら【三島A+&高橋アナ推し】がシンクロした72号機、やっぱ数字とは真逆の不気味な気配をぷんぷん漂わせていた。特訓の1、2本目は↑同班の谷村の方に視線が向いたけれど、3本目のスロー2コースはスリット近辺からシュッと軽快に出て行った。そのスリット足だけは、わずかに5コース谷村を煽っているように見えたのだがどうだろう。どこまで数字を凌いでいるか、まだ不明な部分は多いけれど、とにかく31%とは別物のパワーとお伝えしておきたい。
- 中野次郎=31号機特訓後に調べてみたらば、これまた三島&高橋アナ推しのコンビモーターだった。なるほど。特訓1本目は起こしからあまりにスムーズすぎて?特大のフライング。2本目のアウト6コースも起こしからズンズン加速してフライング。ラストの2コースだけしっかりコンマ02を決めたが、その出足~行き足もゴキゲンの一語。思わず「班で断然!」と走り書きをした次第だ。出足系統が強そうなので乗りてにみフィットしたパワーと言えるだろう。
- 西山貴浩=26号機こちらはスタート特訓では他と似たり寄ったりだったが、足合わせで桑原悠、平高奈菜に全体的に強めな余裕を感じさせた。特にスリット裏付近の直線足がしっかりしていて、最近の西山には珍しくストレートに不安のない前検と言えるだろう。これを手前に寄せるかどうかはともかく、早い段階で「互角以上に戦える」というムードを感じたのだがどうだろうか。
SGボートレースメモリアルドリーム戦
ボートレースメモリアル蒲郡競艇場特徴
水質 | 汽水 |
---|---|
流れ/干満差 | なし |
チルト | -0.5 0 +0.5 +1.0 +1.5 +2.0 +3.0 |
コース レコード |
[現行ペラ制度] 1.43.8 池田 浩二(2012.12.31) |
- 全国でも上位の静水面
スタンドや電光掲示板、防風壁などに風が遮られるため、強風が吹くことが比較的少ない静水面のレース場である。
1マーク側の新スタンドや、2マーク側立体駐車場により、更に風の影響が減っている。
水質は汽水で流れや潮位の変化もなく、クセの無い水面なので機力差が反映されやすい。 - 実力差がはっきりと出る蒲郡競艇場
ボートレース蒲郡(蒲郡競艇場)の競走水面の広さは日本の競艇場の中でも有数で1M明けてからのコース幅が156.7mと全国24会場の中でも最も広く、旋回する時に対岸にぶつかる危険性が少ないためインコースも握って回る傾向が強くほとんどのレースでスピードレースになる。
1マークのみならずボートレース蒲郡の水面自体がかなり広いので2マークの攻防も全速戦になり、逆転劇も比較的多く出てくる。
クセが少なく穏やかな水面と言えるので選手の実力差がハッキリと出やすい水面と言える。 - 蒲郡競艇場もインコースの勝率は高いので低配当レースが多くなる
基本はインコースが強く50%前後の勝率を推移して、1号艇に主力選手を配置した本命番組も多く出てくるため、低配当レースが数多く出てくる。 - 蒲郡競艇場の2~5コースに期待できるがそれでも低配当
インコースの勝率は高いが他のコースの勝率も魅力的になってくる。
インコースが逃げる、4コースがまくる、2艇がもつれた際に2コースが差すといった展開が多いが、3コースの出番は比較的少なめ。 3コースよりも5コースがカドになった際のまくり差しの方が期待値は大きい。
蒲郡で高配当をねらうのであればどうしても1号艇1着では厳しい。
個人予想では堅いレースで堅実にインから狙っていくのが良さそうだ!
SGボートレースメモリアル峰竜太を含む3人がF
2019年8月27日〜9月1日に開催されているボートレースメモリアルの5日目の準優勝戦で事件は起こった!
6艇がスリットを通過したとき、例によってアリーナで観戦していた選手から悲鳴があがったようだ。これはSGの準優なのだ。ここでの勇み足のペナルティの重さは誰もが知っているから。そして、悲鳴の対象のなかに圧倒的人気の1号艇が含まれていたことも、そこで見ていた者たちを息苦しくさせたか。1マークを回って、先頭に峰竜太、2番手に篠崎仁志、3番手に吉田拡郎。しかし誰もが静かにその隊形を見つめるのみだった。このなかの誰かが、あるいはこの全員が、フライングしている可能性が高いのだ。拍手や歓声など、起こりようがなかった。
このレースの売り上げ5億2071万2700円のうち、99・5%にあたる、5億1823万9800円が返還となった。
「勘はフライングだった。放りながらだったけど、最後、放ったらまくられると思って、放れませんでした。得点トップがやることじゃなかった。仕方がないでは済まない」
着替えを終えた後も、峰からは生気が感じられなかった。
篠崎も同様だ。モーターを格納して控室に戻っていく峰と篠崎。肩が落ちているように見えたのも仕方ない。
ここをぜひ乗り越えて、2020グラチャンで3人うち誰かに優勝に返り咲いてほしい。
コメントを書く