コロナでも勢い衰えず!大山千広選手若松ボートで初優勝

大山千広選手が若松ボートで今年初優勝を飾った。

出走表

ボートレース若松一般戦「ヴィーナスS第3戦マクール杯ナイトプリンセスカップ」優勝戦

ボートレース若松一般戦「ヴィーナスS第3戦マクール杯ナイトプリンセスカップ」が5月5日に行われた。
コロナウイルスによってボートレースでは無観客開催となっているが、選手たちの熱量はむしろ上がっているほどに見応えのあ優勝戦であった。

早速、見ていこう!!

1号艇:大山  千広選手
2号艇:山川 美由紀選手
3号艇:藤原  菜希選手
4号艇:向井  美鈴選手
5号艇:田口  節子選手
6号艇:小野  生奈選手

展示タイム

まず、1番時計を出したのが3号艇藤原菜希選手であった。
以下は下記の通りである。

  • 1番時計 3号艇:藤原 菜希選手
  • 2番時計 1号艇:大山 千広選手
  • 3番時計 4号艇:向井 美鈴選手
  • 4番時計 6号艇:小野 生奈選手
  • 5番時計 5号艇:田口 節子選手
  • 6番時計 2号艇:山川 美由紀選手

展示タイムでは、3号艇藤原菜希選手である、1号艇の大山千広選手に対してどのような展開を作るのか注目していきたい。
もちろん大山千広選手としては、イン逃げで決めにくるに違いない。

1Mでの攻防が楽しみである。

レース結果:「ヴィーナスS第3戦マクール杯ナイトプリンセスカップ」優勝戦

それでは、「ヴィーナスS第3戦マクール杯ナイトプリンセスカップ」優勝戦スタート

好スタートは3,6号艇で、それぞれコンマ17.15であった。
1番時計だった3号艇藤原菜希選手がスタートをきちっと決めてきた.

2号艇がコンマ24で若干凹んだ状況となった。
展示タイムでも6番時計であった山川美由紀選手が調整仕切れなかったように感じるスタートであった。

しかし、全艇ほぼ差が無い状態で横一直線でのスタート。
1マーク直前の隊形を見ていこう!!

ここでは行き足が威力を発揮していく!!

2号艇が若干凹んだスタートとなり、3号艇:藤原菜希選手が行き足でしっかりと加速していく。
1号艇大山千広選手は、2号艇のプレッシャーを感じることなく1Mに進入できそうである。

外の攻防は4号艇の向井美鈴選手がやや出遅れてしまい、5号艇に有意なポジションをたられかねないといった状況のまま1M進入していく。

1マークの攻防戦に入って行く

1号艇大山千広選手がインをきっちりと守った状態で、進入に成功。

2号艇をまくった3号艇は、1号艇にぴったりくっつく形で1Mを回っていく。

5号艇も外から、引き波もなくしっかりと大山選手を狙ってターンをして行った。

スタートで出遅れてしまった2号艇であったが、1Mを見事に通過していく。

1周目2マークまで

安定した外からまくりを慣行した5号艇:田口節子選手選手が、大山千広選手へと迫っていく。
インのポジションを大山選手にとってはなんとしても2Mを通過で1着を決定的なものへしたい気持ちである。

伸び足は5号艇の方がよく、横一線で2Mへ突入していく。

インにスペースをあけず、インに2Mを回って行った。

大山選手の自力が見えるターンであった。

この瞬間、1-5-6で確定となった。

3着争いは最後まで白熱していたが、6号艇小野生菜選手が競り取った。

「ヴィーナスS第3戦マクール杯ナイトプリンセスカップ」優勝戦結果

結果は、3連単1-5-6 17番人気4,570円となった !!

大山千広選手がイン逃げを決め、今年初優勝を決めた。
スタートはコンマ20と平凡だったが、先マイを決めて見事なターンであった。

9R後のスタート特訓を終えてもペラ調整に時間を費やしていたが、「少しバタバタしました。あまり機力差がなかったのが良かったかもしれません」とシリーズを振り返った。
若松3度目の優出で初優勝に、「めっちゃうれしいです」と満面の笑みであった。

コロナの影響なく節間52億円超を売り上げる大盛況!若松ボートレース

<若松ボート:ヴィーナスシリーズ>◇最終日◇5日

最終日の売り上げは9億9751万1900円で、4日に記録したG3・一般戦での1日最高売り上げ(9億9218万3100円)を更新した。

また、節間では52億7283万6700円を売り上げ、従来の記録だった昨年12月のギラヴァンツ北九州杯(一般戦)での39億323万4700円を大幅に更新した。

コロナウイルスの感染拡大防止により、ネット投票のみとなっているボートレースであるが、その中でも歴代の記録を更新する売り上げとなったことは、ボートレース業界のオンライン投票の浸透性がさらに上がっている裏返しでもある。
無観客のため、選手にとってもファンにとっても辛い期間ではあるが、売り上げが伸びている事実は、今後のボートレース界にとってうれしい誤算であると感じた。