意外と知らない投資とギャンブル[還元率]とは

投資とギャンブルの差を検証…「還元率」はどれくらい違う?

残念ながら、投資に損はつきもの。
そのため、「投資とギャンブルは同じ」といったイメージを持つ人も多い。
パチンコや競馬をはじめとした「ギャンブル」と、確定拠出年金やインデックス投資といった「投資」とでは、何が違うのか。

宝くじはギャンブル?パチンコ・競馬などは還元率が85~75%程度

投資を始める前に解いておきたい誤解とは

投資って、損をすることがある。これは大事なポイントですね。投資をすると、元本を下回る成果を招くことが多々ある。
こういうと、「やっぱり損をするのが怖いから、投資はやめよう(でも興味はある)」という反応が返ってくる。
至極当然の反応である。ここで恐怖心を感じないのはかえって危険。

損をしないと、得をする機会がない?

ここで、いったん頭を柔らかくして考えてほしいのだが、損というのは、ある偏った見方でもある。
そもそも、金融商品というのは、値段が上がったり下がったりを繰り返すモノである。
一本調子で上がりっぱなし、下がりっぱなしというのは、あることはあるが、全体で見れば、順繰りに繰り返すモノである。

そして、損をするとき、つまり金融商品の価格が安いときがないと、得をするとき、すなわち価格が高いときもない。
投資では、損得というものは、コインの表と裏のような存在といえる。

格言っぽくいえば、「損がなければ得がなく、得がなければ損がない」という感じである。
投資初心者の方は、損を過剰評価せずに、正しく損を理解するようにしよう。
そうしないと、心理的なバイアスが生じて、ムダな行動を取りやすくなる。

投資ってギャンブルですよね?

個人的な見解だが、長期投資はギャンブルとは違う。ギャンブルとは、短期的であり、一方的に損をするもの。
まず、代表的なギャンブルである、パチンコ・競馬・競艇などを見てみよう。

パチンコ・競馬などは還元率が85~75%程度となっている。
これはつまり、みんなで1000万円だしたら、そのうち750万円~850万円くらいが返ってくる。

単純に見ても、胴元の自治体などが得をして、ギャンブラー(出資者)が一方的に損をする。
確かに、短期的に見れば、一人勝ちするケースもあるだろう。しかし、長時間繰り返せば繰り返すほど確率は一定になり、損をしやすくなる。
これがギャンブルである。

宝くじは最悪のギャンブル

宝くじなどは最悪
還元率が50%を下回っているので、パチンコよりひどい。宝くじには一獲千金のロマンがあるが、冷静に考えれば、人の心のねじれを利用したギャンブルとなっている。

長期でやらないと投資もギャンブルになりかねない
投資の場合は、長期で見ると世界が成長し、人口増加するため、還元率が100%を徐々に上回っていく理論である。
  • 100が減るのがギャンブル
  • 100が増加するのが長期投資
  • 100のままで分け合うのが、短期投資

「大金がないから投資ができない」もよくあるご意見だが、大金が必要な不動産投資などをのぞいて、現在では毎月1万円程度から投資ができる。
20年前の投資の世界とは、大きく様変わりしている。

コツコツ積立は理論的にも合理的考えてもみてください。どうして、厚生年金や確定拠出年金が毎月コツコツお金を出す形式なのか?
それは、そのスタイルが合理的だからです。大金がないからといって、投資をしないのはかえって非合理的ではないでしょうか。

投資なんてしなくていいでしょう?

どうしてもしたくないならかまいませんが、投資はギャンブルではない。
冷静に考えてください。

  • 長期でコツコツと資産形成をしていく投資は、何のためでしょうか?
  • 確定拠出年金が原則60歳まで引き出せないのは何のためでしょうか?

老後のため。
今の20代・30代が年金受給世代になったときには、安定した生活が公的年金だけではまかなえない可能性が高い。

  • 浪費のための投資から、老後のための投資へ

投資というのは、お金持ちが遊ぶお金欲しさに行うのではありません。それはギャンブル。
本物の投資は、長期でコツコツと資産形成を目指すモノです。60歳以降の生活費を充実させるために、プライベート年金として、確定拠出年金や各種投資を行うのが心構えとしては健全だと思う。

まとめ

  • 投資の損を必要以上に拡大解釈しない
  • 短期で行うのはギャンブル、長期でするのが投資
  • 現代の投資では大金は必要無い
  • 投資は浪費のためではなく、老後のために考える