史上2人目の2連覇達成吉川元浩選手、SG平和島ボートレースクラシック

SG平和島ボートレースクラシック/鳳凰賞:概要

  • 日程:2020年3月17日~22日
  • 開催競艇場:ボートレース平和島
    ※毎年持ち回りで開催場は決定。
  • 優勝賞金:3,900万円
    昨年の2019年よりも400万円アップ

史上2人目SG平和島ボートレースクラシック連続Vの吉川元浩選手

3854吉川元浩選手  兵 庫/兵 庫
主な戦歴:第54回クラシック、第46回オールスター、三国66周年、第34回グランプリ優勝戦出場者

登録番号 3854
生年月日 1972/09/07
身長   164cm
体重   51kg
血液型  O型
支部   兵庫
出身地  兵庫県
登録期  79期
級別   A1級
勝率 7.02 2連対率 40.00%
3連対率 60.00% 出走回数 115回
優出回数 4回 優勝回数 2回
平均スタートタイミング 0.13 フライング回数 1回
出遅れ回数(選手責任) 0回 能力指数 71
1着 23.5%(27回) 2着 16.5%(19回)
3着 20.0%(23回) 4着 12.2%(14回)
5着 15.7%(18回) 6着 10.4%(12回)
万事屋

昨年のボートレースクラシックを優勝した吉川元浩選手

直近4ヶ月の成績を見流かぎり調子は悪くない。
グランプリでは6号艇から悔しい思いをしていたが、それまでのレースはきっちりと職人のような仕事であり調子をあげてきた選手であった。

SG平和島ボートレースクラシック優勝インタビュー

目に見えないパワーが……。率直な感想をと問われて、嬉しいですとかホッとしましたとかではなく、

吉川はいきなりそう口にしている。
そして……吉川は絶句した。
瞳からはあふれて止まらない涙。時が止まる。記者会見場は誰もが声を発せなくなった。
吉川がしゃくり上げる音、ようやく絞り出す「すみません」という声が聞こえてくるのみであった。

その前に競技棟で行なわれた表彰式でも、吉川は同じ言葉を口にしていた。
目に見えない力が後押ししてくれた、と。そのときは笑顔だった吉川。
しかし、会見では一気に思いがあふれ出てきた。止められなかった。「今回、いろいろあったんで……」、そう言ってふたたび絶句し、そして、「いい報告ができたと思います」と涙声で言った。

いろいろあった……2月に亡くなった松本勝也さんは同じグループで、「実の兄貴みたいでした」という大切な存在だった。
エース機を引き、それが仕上がり、結果的に優勝戦1号艇を手にしてこれは自分だけの力ではないと感じた一節。
恩返しできないまま迎えてしまった永遠の別れ。しかし、吉川の心には永遠に生きている松本さんの存在をパワーに変え、きっと喜んでくれていると確信できる、見事な優勝を果たしたのだ。うん、松本さんは必ず喜んでくれている! あの優しい笑顔で、吉川を見つめている。僕などが、これこそ恩返しなどというのはおこがましいにも程があるが、吉川が何かを成し遂げたのは間違いないと思う。

そして吉川は前を向く。去年もクラシックを制して始まったSGロード。さらにオールスターを優勝し、賞金レースを牽引しながら、毒島誠に抜かれ、最後は石野貴之がすべてをかっさらっていった。あの悔しさを今年は味わいたくない!
もちろん狙うは黄金のヘルメットだ。
「去年は悔しかったから、やっぱり住之江で勝ちたい……ん? 今年は平和島か。平和島でも勝ちたいです(笑)。僕、博多でグランプリ獲らせてもらってるんで、よそ(住之江以外)のほうがいいかもわからんね(笑)」。最後は笑顔で締めくくられた会見であった。

4年ぶりのSGで初優出をはたした坂口周選手

坂口周は、運が悪かったというしかない。
午後になって新プロペラに交換となり、必死にペラを叩いた。駆け足でペラ室に戻り、また叩いた。しかし、時間が足りなさ過ぎた。仕上がり切れないままレースを迎えてしまったことは、結果ももちろんとして、不本意であっただろう。だが、それも己の責任と受け止め、これでグラチャンの出場権を得たのだと前を向いた。
宮島で、またその雄姿を見るのを楽しみにしたい。

自身のTwitterでレース後にこのようにコメントしている。

どん底から這い上がって来た男は強かった。
「地元のGⅠに呼んでもらいたい」。これはA1戦士なら多くの選手が抱いている思いである。では、単純に勝率を残せば声は掛かるのか!?
不惑を迎えベテランの域に差し掛かるとそうはいかないが、ボートレースに限らず、どの世界でもあり得ることなのだが、実際に自分がそうなった時に真価が問われる。

坂口周選手は2016年4月の64周年以降、地元の周年記念から遠ざかっていたが、同県の井口佳典から「また一緒に上の舞台で頑張ろう」と激励を受けていた。

期は異なるが、同い年の言葉に決意を固め、昨秋には早々と年間5Vをマークしその後は丸亀、蒲郡でGⅠ連続優出と記念戦線でも十分にやれることを証明し、SGボートレース クラシックは4年ぶりのSG出場となり、そのまま優勝戦まで駒を進めた。

以前に自身のtwitterでこのように書かれていた。

万事屋

今回の結果によって、 06/23-06/28で宮島競艇場で行われるグランドチャンピオンの出場権を獲得した。

四年ぶりのSGから一点常連となる1年となるか注目していきたい。