SGボートレースメモリアル峰竜太を含む3人がF

2019年8月27日〜9月1日に開催されているボートレースメモリアルの5日目の準優勝戦で事件は起こった!

6艇がスリットを通過したとき、例によってアリーナで観戦していた選手から悲鳴があがったようだ。
これはSGの準優なのだ。
ここでの勇み足のペナルティの重さは誰もが知っているから。
そして、悲鳴の対象のなかに圧倒的人気の1号艇が含まれていたことも、そこで見ていた者たちを息苦しくさせたか。
1マークを回って、先頭に峰竜太、2番手に篠崎仁志、3番手に吉田拡郎。
しかし誰もが静かにその隊形を見つめるのみだった。
このなかの誰かが、あるいはこの全員が、フライングしている可能性が高いのだ。拍手や歓声など、起こりようがなかった。
峰竜太と篠崎仁志がコンマ02、吉田拡郎がコンマ01のフライングに散った。
このレースの売り上げ5億2071万2700円のうち、99・5%にあたる、5億1823万9800円が返還となった。
予選トップで優勝戦1号艇が目前だった峰は、

「勘はフライングだった。放りながらだったけど、最後、放ったらまくられると思って、放れませんでした。得点トップがやることじゃなかった。仕方がないでは済まない」

mine_11峰竜太フライングボートレースメモリアル

着替えを終えた後も、峰からは生気が感じられなかった。
篠崎も同様だ。モーターを格納して控室に戻っていく峰と篠崎。肩が落ちているように見えたのも仕方ない。

ここをぜひ乗り越えて、2020グラチャンで3人うち誰かに優勝に返り咲いてほしい。

 

「競艇」のフライングとは?

競艇選手が乗るボートには、ブレーキやクラッチが無く、スロットルレバーの操作のみでスピードを調整する のだが、スロットルを握り込むとエンジンの回転が上がり、スピードが出て、スロットルを離すと、回転が下 がりスピードが無くなる仕組みだ。

ブレーキが無く、レバーを握り込まなくても、プロペラやモーターは回転しており、その推進力によって艇が前に進み続けるので、陸上競技やオートレースのようなオンラインスタートはできないのだ。

そのため「フライングスタート方式」というものを競艇では取り入れている。

0秒から1秒を指す間に、スタートラインを通過しなければならず、大時計が0秒を指すより早く ラインを
超えてしまった場合は「フライング」、1秒を過ぎてラインを通過した場合は「出遅れ」となる。

「フライング」にしても「出遅れ」にしても、その艇に関する舟券は全額返還することになっている。

わずか「1秒以内のこと」でも、スタート時に他艇よりも前に行っておいた方が有利になるのは分かるにして も、決められたルールを逸脱してスタートしてしまえば、不正のような行為とみなされ、次回レースに参加する資格が無くなる。

この舟券の返還というところが、非常に大きいのだ。

というのも、返還するということは、施工者からすれば、利益が下がってしまうという側面があり、できるだ けフライングしてほしくないと思うのも当然の事で、フライングした選手には厳しい罰則を与え、少しでも返還しなくてもいいように抑止しているのである。

SGでフライングは大事件

 同じフライングでもSGやG1といった、売り上げが高いレースでは、罰則が強化されるということで、より厳しくなる。
SG優勝戦でのフライング:12か月間SG選出除外(賞金王決定戦は資格を満たせば出場可能)および出場辞 退期間消化後6か月間(182日) G1・G2選出除外
SG準優勝戦および賞金王決定戦トライアル、順位決定戦でのフライング:以後のSG4節選出除外(賞金王 決定戦は資格を満たせば出場可能)および出場辞退期間消化後3か月間(91日) G1・G2選出除外
G1・G2優勝戦でのフライング:出場辞退期間消化後6か月間(182日) G1・G2選出除外 G1・G2準優勝戦でのフライング:出場辞退期間消化後3か月間(91日) G1・G2選出除外

今回の峰竜太選手、篠崎仁志選手、吉田拡郎選手は、SG準優勝戦だったため、上記の期間出場ができない。

レベルの高い、SG、G1、G2で3選手が見られないことはとても残念である。

公式レース映像はこちらから