G1九州地区選手権からつ競艇:概要
- 開催日程
2020/02/13~18 - 開催場
ボートレースからつ
※福岡支部、佐賀支部、長崎支部にある、福岡競艇場、若松競艇場、芦屋競艇場、唐津競艇場、大村競艇場が持ち回りで開催される。 - 優勝賞金:450万円
- 出場選手
基本的にはA1級選手を中心として選出される。
地区により選手数に差が有るため、A1級でも出場できない選手がいる地区もあれば、B1級の選手が出場できる地区もある。
また、あっせん直近の勝率が高い場合など近況好調である場合には、勝率など近況不調なA1級の選手を抑えてA2級の選手があっせんされることもあるように、必ずしもA1級であればA2級以下の選手より優先して出場できる競走ではない。普段GI競走に斡旋されないA2、B1級の選手にとっては、全国に名前を売る大きなチャンスになる選手権と言えるだろう。
GⅠ九州地区選手権過去8大会の優勝者
- 2011年九州地区選手権優勝者:瓜生正義選手
- 2013年九州地区選手権優勝者:今井貴士選手
- 2014年九州地区選手権優勝者:瓜生正義選手
- 2015年九州地区選手権優勝者:川上 剛選手
- 2016年九州地区選手権優勝者:今村暢孝選手
- 2017年九州地区選手権優勝者:田頭 実選手
- 2018年九州地区選手権優勝者:仲谷颯仁選手
- 2019年九州地区選手権優勝者:桑原 悠選手
九州地区選手権で2度の優勝を飾っている瓜生正義選手が注目である。
G1九州地区選手権:展望情報
九州の猛者たちが集結する。
ボートレース唐津で2月13日から「G1第66回九州地区選手権」が行われ、1月の周年記念に続いて2カ月連続のG1開催となる唐津競艇場である。
九州地区選は若松・芦屋・福岡・唐津・大村の5場で持ち回り開催となるため、”唐津地区選”は5年に一度しかやってこない。
五輪よりレアな大会をしっかり目に焼き付けたい。
V争いを引っ張りたいのはもちろん地元の佐賀支部勢だ。
渡邊伸太郎、深川真二、森永淳、三井所尊春、古賀繁輝、宮地元輝、山田康二、上野真之介、武富智亮、安河内将が参戦する。
峰竜太選手をG1選出除外で欠くのは残念だが、十分に戦えるメンバーがそろった。
10年の上瀧和則以来となる9大会ぶりの佐賀勢の地区選Vに向けて一丸となって臨みたい。
地元のエースを担うのは深川真二選手である。
昨年の地区選では優勝戦1号艇に乗るも無念の4着に敗れている。今年こそ地区選初Vをつかみ取りたい。
山田康二は90日間のF休みが終わって1月末に復帰。G1参戦は昨年9月の江戸川周年以来で約5カ月ぶりになる。
1月の唐津周年に出場できなかった分もこの地区選で大暴れしたいところ。
その他では1月の唐津G3企業杯で優勝したばかりの三井所尊春や、昨年11月からの今期勝率7.77と好調な上野真之介、1月の若松正月レースで福岡勢をなぎ倒して優勝した宮地元輝らも楽しみな存在となってきそうだ。
圧倒的な戦力をもって唐津に乗り込んでくるのは福岡支部勢だ。
出場52選手のうち34人(約65%)を占めている。
九州地区選は最近10大会で福岡勢が7Vもマークしており、11~17年度にかけて7連覇を成し遂げている。
今回もV争いを牛耳ることになるのか。
福岡のエースはもちろん瓜生正義。
地区選は11年と14年に優勝するなど通算7優出2Vという抜群の実績だ。
唐津も周年記念で2回優勝するなど記念6優出2Vを誇る好相性水面だけに、シリーズのカギを握ってくることは間違いないだろう。
その他にも福岡勢からは地区選優出5回をマークしている篠崎元志や、唐津65周年で6コースから優勝した岡崎恭裕、15年の”唐津地区選”でG1初Vを飾ったのが記憶に新しい川上剛、昨年・一昨年と2年連続で地区選優出を果たしている池永太と羽野直也らが登場。
また女子レーサーも昨年クイーンズクライマックスに出場した日高逸子、小野生奈、大山千広など7人が参戦する。
タイトル防衛を目指すのは長崎支部勢だ。
昨年芦屋で行われた九州地区選では桑原悠が電光石火の3コースまくりを決めてG1初V。
10年の赤坂俊輔以来となる9大会ぶりの長崎勢による地区選制覇となった。
桑原悠は連覇を目指して今回も参戦。
瀬戸康孝、国光秀雄、上瀧和則に続く史上4人目の九州地区選2連覇を目指す。
長崎勢では原田幸哉も見逃せない、昨年12月の大村周年で地元Vを飾るなど近況絶好調である。
地区選は愛知支部時代に東海地区選で優出3回をマークしている。昨年に続く2回目の九州地区選出場で大会初優出なるか。
ボートレース九州:モーター上位機
- モーター番号66 2連対率54.4 勝率6.82
- モーター番号34 2連対率50.9 勝率6.68
- モーター番号51 2連対率49.1 勝率6.35
- モーター番号46 2連対率45.0 勝率6.22
- モーター番号59 2連対率44.4 勝率6.00
- モーター番号61 2連対率44.4 勝率6.12
- モーター番号22 2連対率43.2 勝率6.11
- モーター番号26 2連対率41.6 勝率6.12
- モーター番号12 2連対率41.0 勝率5.76
- モーター番号38 2連対率40.1 勝率5.50
ボートレース九州:水面の特徴
- 水質 淡水
- 流れ・水位変化 なし
- チルト角度 ‐0.5 0 +0.5 +1.0 +1.5 +2.0 +3.0
- 水面特性 年間を通じて追い風の日が多く、広い競走水面でスピード優先。
ピット離れにも差が出やすい。 - レースの特徴
向風の強さでレースの流れが変わり、弱めならインとカド、強いとまくり差しが決まる。
朝は向かい、午後は追い風に変化
北に唐津湾と虹の松原、東に「さよ姫伝説」で知られる鏡山(標高284m)など景勝地に囲まれた唐津。
水面は南北方向にレイアウトされ、年間では追い風が50%、向かい風が40%という割合。
ほぼモーニング開催の唐津、陸風・海風の影響で早朝特訓と前半レースは向かい風、後半レースは追い風と1日のうちでも変化することが多い。
ピットから2マークまでの距離は178mと全国一遠く、待機行動時間も1分50秒と最も長い。
地元・佐賀勢が多方面でリード!
追い風がやや多いためもあるが、唐津でのスタートは選手自身の勘より速く感じられる。
その辺のズレが分かっている地元佐賀支部の選手が本番でも好成績。
モーター調整も地元勢は素早く仕上げ、たとえ上位級のモーターを引けないときでも、初日から出してくる。
唐津では飛び抜けたエースモーターは出現しにくく、むしろ地元の有力A1選手が乗った後が噴きやすい。
ピット離れ仕様のプロペラにする選手もいる。
それだけ波乱な展開が起こる可能性が考えられる。今回はからつが地元選手にとっては他の地元競艇場よりも有利である為、3度目の瓜生選手の優勝も十分可能性が考えられる。
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