ボートピア習志野が臨時休館から一転、閉鎖へ <開業から14年目>
谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員公式ブログより引用
大型ギャンブル施設「ボートピア習志野」が廃止へ・・・事業者から報告
場外舟券売り場「ボートピア習志野」は、開業以来、売上が年々減少してきました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2月28日から休館が続いており、今後の再開の目途が立たなくなったようです。
事業者から施行者(東京都六市競艇事業組合、東京都三市収益事業組合)に「廃止」の意向が示され、昨日、習志野市にも連絡があったそうです。
ボートピア習志野は市内最大のギャンブル施設です。2004年3月の市議会で宮本泰介議員(当時)が建設推進を主張してから16年間、ギャンブル施設の建設反対・廃止を求める市民運動が続いてきました。
16年前に市民団体が発行したチラシの一部です。


正式決定はまだですが、現在の「臨時休館」のまま、再開することなく廃止となるようです。
今後の土地利用は未定とのことです。他のギャンブル施設に転用されることのないように注意していきたいです。
今後、他のギャンブル施設に変わることはないため、どのように活用されるのか市民としては気になるだろう。
東京新聞より『市長も驚く、ボートピア習志野の突然の廃止連絡であったことが判明!』
JR京葉線新習志野駅近くにある大型施設で、施設会社から同市へ連絡があった。
施設は現在、新型コロナウイルスの影響で臨時休館が続いており、再開することなく、閉鎖となる見通しという。
ボートピア習志野が開業したのは二〇〇六年九月。
独創的な曲線を生かした外観が特徴で、一部鉄骨の鉄筋コンクリート造り三階建て。一七年十二月、立体駐車場(四階建て)を新設した。現在の敷地面積は約一万八千平方メートルで、延べ床面積は約二万二千平方メートル。入場者用の座席数は六百八十四。
施設会社は、一部事務組合である東京都六市競艇事業組合、東京都三市収益事業組合との間で舟券販売の委託契約を結んでいる。六市は八王子市、武蔵野市、昭島市、調布市、町田市、小金井市で、三市は多摩市、稲城市、あきる野市。一九年度の売り上げは約六十億円。
廃止の理由は、インターネットを通じて舟券を購入する人が増えたことや、新型コロナによる休館が二月下旬から続き、収益が悪化したためとみられる。
施設会社の社長から二十日、習志野市の宮本泰介市長に「廃止します」との連絡があったという。
地域貢献施設である隣接の多目的ホール「茜浜ホール」も同時に廃止される見通し。
諏訪晴信副市長は、本紙の取材に「(施設会社から)突然、廃止の連絡があり驚いた。今度、施設跡地がどうなるかは不明だが、経緯などを市民にしっかりと説明したい」と話した。(保母哲)
廃止後のボートピア習志野はどうなる?
ボートピア習志野の施設内容
1階から3階まで高さ27mのメインホールで、252インチのLEDモニター2台の迫力ある映像とコンサートホール並みの音響設備を持つ。
なお、施設内は喫煙所と一部指定席以外全面禁煙。
- 1F 自由席、3F指定席券発売所、カフェテリア
- 2F スパイラルホール(六方をモニターで囲んだ自由席)、2Fあかねビジョン(指定席)、フードコート
- 3F 3Fあかねビジョン、茜倶楽部、Forスモーカーズ(全て指定席)
都心からのアクセスの良さなど、利用価値はさまざまありそうである。
ギャンブル施設としても再利用はないようだが、アリーナや、ホールなどのそのまま利用できる施設は多くあるだろう。
閉鎖後に廃墟とかしてしまった事例 サテライト釧路
釧路から帯広方向へ向かう国道38号線、その道路沿いにかつての場外舟券場「ボートピア釧路」(1993年~1999年)の跡地がある。
学校の体育館のような形の建物で、ガラスも割れて、解放されている窓もあり完全に廃墟と化してしまっている。
駐車場も全面舗装ですが自然に還りつつある
年代的にバブル景気の余韻で建設され、バブル経済が崩壊した頃だったので景気も急速に悪化、
お客さんもなかなか集まらなかったのだろう。
今回、閉鎖となったボートピア習志野もコロナウイルスがトドメを刺した形となったが、ネット投票が普及するにつれて、全国のボートピアは現象の一途を辿るだろう。
しかし、ボートレース業界全体としてみた時に売り上げも右肩上がりのため悪いニュースとは一概に言えないだろう。
これからどのようにボートレースが変化して行くのかにも注目していきたい。
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