びわこ競艇G2秩父宮妃記念杯:概要
- 開催日程
2020/03/22~27 - 開催場
ボートレースびわこ - 優勝賞金:400万円(副賞金100万円含む)
1957年にびわこ競艇場の開設5周年記念競争を「秩父宮妃記念杯競走」の第1回大会として催されたのがはじまり、それから2000年4月に開催された第44回大会まで周年記念競走として扱われてきた。
2001年の第45回大会からG2競争の単独タイトルとして認定され、周年記念競走は「びわこ大賞」という形でつづいている。
びわこ競艇G2秩父宮妃記念杯過去優勝者
- 2010年秩父宮妃記念杯優勝者:今垣 光太郎選手
- 2010年秩父宮妃記念杯優勝者:濱野谷 憲吾選手
- 2011年秩父宮妃記念杯優勝者:赤岩 善生選手
- 2012年秩父宮妃記念杯優勝者:山崎 智也選手
- 2013年秩父宮妃記念杯優勝者:松井 繁選手
- 2014年秩父宮妃記念杯優勝者:石野 貴之選手
- 2015年秩父宮妃記念杯優勝者:中野 次郎選手
- 2017年秩父宮妃記念杯優勝者:麻生 慎介選手
- 2017年秩父宮妃記念杯優勝者:山本 隆幸選手
今大会は、SGボートレースクラシックに出場する選手は含まれていないため、過去の優勝者からは出場しない。
びわこ競艇G2秩父宮妃記念杯:注目選手
ポートレースびわこでは3月22日から「G2第62回結核予防事業協賛秩父宮妃記念杯」が開催される。
SGボートレースクラシック閉幕の翌日からスタートするG2レースに、全国から注目のA1級・A2級レーサーが集結する。
V候補の筆頭格に名が挙がるのは湯川浩司(大阪)か。

生年月日 1979/09/21
身長 163cm
体重 51kg
血液型 A型
支部 大阪
出身地 大阪府
登録期 85期
級別 A1級85期の“銀河系軍団”(田村隆信選手、井口佳典選手、森高一真選手、丸岡正典選手、佐々木裕美選手、田口節子選手などSG戦線で活躍している選手が多数)の一員として田村隆信選手に次いで2人目のSG制覇者となった湯川浩司選手。
びわこは3Vの実績がある好相性水面。
16年のG1びわこ周年で3コースまくり差しを決めて優勝したのも記憶に新しいところである。近況も2月のG1近畿地区選で優出3着に入るなどリズムは上々。
G2タイトルを取りにいくだろう。
新田雄史(三重)もく有力候補の双璧。09年のG1びわこ周年チャンピオンだ。近況リズムでは湯川をしのぐ勢い。1月のG1声屋周年で優出6着、1月のG1江戸川周年で優出3着、2月のG1東海地区選で予選トップ通過と記念戦線で充実ぶりを見せている。G1初くを飾った思い出の水面・びわこで今度はG2制覇なるか。
片岡雅裕(香川)も注目だ。
17年のG1びわこ周年でオール3連対くを飾って記念初タイトルを奪取。この優勝をきっかけに記念戦線へ定着し、スターダムを駆け上がっていったのは周知のとおりだろう。今年も1月の
G1江戸川周年で優出4着に入るなど好調な走りを見せており、V争いをにぎわす存在となってきそうだ。
その他ではびわこ3Vの実績を持つ魚谷智之(兵庫)をはじめ、昨年5月のG2びわこMB大賞で優出4着の活躍を見せた齊藤仁(東京)、1月のG1芦屋周年で優出2着に入るなどリズム上々の篠崎仁志(福岡)、03年のG1びわこ周年でV歴がある山一鉄也(福岡)、2月のG1常滑周年で優出2着の好走が光った杉山正樹(愛知)、昨年2月のびわこG1近識地区選で優出3着に入っている木下翔太(大阪)、びわこG1優出3回と水面相性抜群の前田将太(福岡)らもシリーズの主役を担って不思議ではない。
また女子レーサーからは、香川素子選手、小野生奈選手、水野望美選手の3人が登場。地元の香川はもちろんだが、昨年8月に男女混合のびわこ一般戦で優勝するなど当地2Vの実績がある小野と、昨年のびわこG2レディースオールスターで優出4着には入るなど当地2節連続優出中の水野もどんなは走りを見せるのか楽しみである。
ボートレースびわこ:モーター上位機
びわこのモーターは、8月の使用開始から半年を超えておおよその素性は見えてきている。
2連率50%超えるようなお化け機は存在せず、相場は少しずつ変化してきたので近況には特に注意したい。
- モーター番号37 2連対率 45.3
昨年8月に小野生奈選手の優勝をきっかけに化けた感がある。
何よりの強みは初使用からこれまで本体ノー整備、ノー転覆でモーターの馴染みは完璧。元々は伸び強力型だったが、3月に江口晃生選手の好みで出足強力型に調整済。 - モーター番号11 2連対率 47.4
初使用から常に2連率40%後半を維持、転覆歴なし。昨年9月からは本体整備なしで馴染みは完璧。
行き足から伸びにかけて強力ですが、回転の上がりすぎを調整するのが難題のよう。 - モーター番号65 2連対率 45.9
昨年12月頃までは常に優勝戦・選抜戦の常連モーター。素性は間違いない。
3月のびわこ王座決定戦競走で、吉田拡郎選手が強力な回り足で活躍。まだ勢いはある - モーター番号23 2連対率 43.5
- モーター番号32 2連対率 43.4
- モーター番号63 2連対率 42.8
- モーター番号56 2連対率 42.5
- モーター番号51 2連対率 41.2
- モーター番号28 2連対率 41.0
- モーター番号25 2連対率 37.9
ボートレースびわこ:水面の特徴
- 水質 淡水
- 流れ・水位変化 多少有り
- チルト角度 -0.5 0 +0.5 +1.0 +1.5
- 水面特性
日本一の淡水湖である琵琶湖にあり、標高も高い。春~夏は沖から風が吹き水面も荒れる。
レースの特徴 淡水で水が硬い上に標高も高い。
ダッシュ勢の出番が多くなり、まくりも決まる。
かつてはインの1着率が20%台の時代もあり 「全国屈指のイン受難水面」と称されていたが、2016年でみれば1年間のイン1着率は45.8%にまで上がっている。
ただし、これは1日に2レース行われているシード番組、さらに好枠に軸艇を配したシリーズ最終日の番組傾向に よる上積みが大きい数字。出力低減機が導入された以降も実力上位のイン艇が簡単に敗れるシーンも多く、 基本的にインが弱いという特徴は変わっていない。
要因としては
- 標高が約86mと高いため燃焼効率が他場に比べ悪く、一瞬の出足に影響を及ぼしている
- ホームストレッチでは外伸び、逆にバックストレッチでは内伸びの水面特性があるため、インがまくられやすく差されやすい
- 1マークの振りが大きいレイアウトのため、同体Sならセンター、アウトが有利などさまざまな点が挙げられる。
いずれにせよ、準優や優勝戦など好パワーの面々がそろったカードで多彩な決まり手が見られるのがこのびわこボートである。
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