G1四国地区選手権丸亀競艇:概要
- 開催日程
2020/02/06~11 - 開催場
ボートレース丸亀
※香川支部、徳島支部にある、丸亀競艇場、鳴門競艇場が持ち回りで開催される。 - 優勝賞金:450万円
- 出場選手
基本的にはA1級選手を中心として選出される。地区により選手数に差が有るため、A1級でも出場できない選手がいる地区もあれば、B1級の選手が出場できる地区もある。
また、あっせん直近の勝率が高い場合など近況好調である場合には、勝率など近況不調なA1級の選手を抑えてA2級の選手があっせんされることもあるように、必ずしもA1級であればA2級以下の選手より優先して出場できる競走ではない。普段GI競走に斡旋されないA2、B1級の選手にとっては、全国に名前を売る大きなチャンスになる選手権と言えるだろう。
GⅠ四国地区選手権
過去8大会の優勝者
- 2011年四国地区選手権優勝者:福田雅一選手
- 2013年四国地区選手権優勝者:福田雅一選手
- 2014年四国地区選手権優勝者:興津 藍選手
- 2015年四国地区選手権優勝者:市橋卓士選手
- 2016年四国地区選手権優勝者:三嶌誠司選手
- 2017年四国地区選手権優勝者:田村隆信選手
- 2018年四国地区選手権優勝者:林 美憲選手
- 2019年四国地区選手権優勝者:河野 大選手
河野大選手が昨年の優勝者である。
また、2017年の覇者田村隆信選手にも注目していきたいところである。
G1四国地区選手権:展望情報
香川と徳島の両支部が火花を散らすときがきた。
四国地区選は現在3年連続で徳島勢が優勝中である。
勢いに乗る徳島支部と、地元で負けられない香川支部が熾烈な一騎打ちバトルを繰り広げられるだろう。
地元で負けられない香川勢
地元香川勢のエースを担うのは重成一人選手だ。
重成は昨年の四国地区選で予選トップ通過するなどV争いを引っ張ったが、優勝戦1号艇でまさかのイン戦4着に敗れる無念。
08年以来となる2回目の地区選Vをあと一歩で取り逃がした。
今年は雪辱を期す一戦となっている。12大会ぶりの四国チャンプ奪還を狙ってくる。
もう一人の香川エース格は森高一真選手である。
昨年11月のG1丸亀周年で地元Vを飾ったのが記憶に新しいところ。
当地G1連続Vをかけて四国地区選に臨む。これまで地区選では4回優出しているが意外にもまだV歴はない。
ベテランの三嶌誠司選手も見逃せない。
地区選は94年と16年に優勝するなど通算8優出2Vという抜群の実績。
18年は優出4着、19年は優出6着に入っており現在2年連続優出中と安定した実力を見せている。
51歳となっても衰えを見せない三嶌が、約4年ぶりの記念制覇を飾っても不思議ではない。
香川勢からはその他にも地区選2Vの福田雅一と秋山広一や、1月の丸亀正月レースで優勝したばかりの片岡雅裕、地区選7優出を誇る木村光宏、記念タイトルホルダーの村越篤、18年に丸亀での地区選で優出2着の大暴れを見せた中田元泰らが参戦。
若手にも20年トップルーキーに選出された川原祐明をはじめ、19年トップルーキーの石丸海渡、昨年の丸亀ルーキーシリーズで優勝した近江翔吾、昨年の丸亀ウエスタンヤングでデビュー初Vを飾った中村晃朋ら精鋭がそろっているだけに楽しみだ。
四国地区選手権4連勝へ向けた徳島勢m
徳島勢のエースはもちろん田村隆信選手だろう。
昨年後半は立て続けに3つのG1タイトルを手にする大活躍。
10月の鳴門周年、11月の蒲郡周年、12月平和島のBBCトーナメントを制すなどボート界を席巻。
これまで四国地区選は09年と17年に優勝するなど通算6優出2Vという見事な実績、V候補ナンバーワンといって間違いないだろう。
徳島勢では近況好調の島村隆幸選手も楽しみである。
昨年12月のG1大村周年で優出4着の活躍を見せると、今年初戦の鳴門正月レースでは豪快に6コース差しを決めて優勝を飾った。
冬場に入って好リズムが続いている。
丸亀は18年の地区選でG1初優出を飾るなど通算7優出の実績がある好相性水面。G1初Vは十分に射程圏に入っている。
河野大選手にも注目が集まる。
昨年の四国地区選でG1初優出の躍進を演じると、勢いそのままに優勝戦で4コースまくり差しを決めてVゴール。
G1初制覇へと一気に階段を駆け上がっていった。
河野はあのとき以来となる約1年ぶりのG1参戦。大会2連覇を目指す。
両支部合わせて5人の女子レーサーが出場
- 99年地区選覇者の山川美由紀選手(香川)
- うずしおレディースを引っ張る岩崎芳美選手(徳島)
- 13年の地区選で優出3着の実績を持つ岸恵子選手(徳島)
- 約3年ぶりのG1参戦となる平山智加選手(香川)
- 昨年クイーンズクライマックスに出場した平高奈菜選手(香川)が参戦。な地区選はSGボートレースクラシックの最終選考レースにもなっている。
四国勢ですでに出場権を持っているのは田村隆信、森高一真、興津藍、市橋卓士の4人だけである。
その他の選手は優勝条件の勝負駆けに挑んでくる。
ボートレース丸亀:モーター上位機
モーター 番号 |
2 連対率 | 勝率 | 1 着 | 2 着 | 3 着 |
---|---|---|---|---|---|
38 | 62.71 | 7.47 | 26 | 11 | 11 |
47 | 53.57 | 6.68 | 17 | 13 | 8 |
26 | 52.17 | 6.15 | 13 | 11 | 5 |
34 | 50.88 | 6.25 | 13 | 16 | 9 |
50 | 47.92 | 5.73 | 13 | 10 | 3 |
37 | 44.64 | 5.63 | 12 | 13 | 7 |
46 | 43.86 | 5.46 | 12 | 13 | 7 |
55 | 43.75 | 6.10 | 10 | 11 | 9 |
19 | 43.48 | 5.89 | 12 | 8 | 5 |
39 | 42.62 | 5.93 | 13 | 13 | 9 |
ボートレース丸亀:水面の特徴
- 水質 海水
- 流れ・水位変化 あり
- チルト角度 -0.5 0 +0.5 +1.0 +1.5 +2.0 +3.0
- 水面特性 防風ネットを設置しているが、冬場は強い向風が吹く。満潮時は2マークが荒れる。
- レースの特徴 1マークの振りが大きく、干潮で向風だとまくりが決まる。
満潮水面は差しの出番が増える。
まるがめボートレース場の競走水面は、海水で潮の満ち引きがレースに大きな影響を与える。
丸亀の潮位差は最大で3mと大きく、その変化によってレース傾向が変わるほど大きな影響がある。
水面図でも確認できるが、潮が出入りするのは主にピット横の2マーク側。
これにより満潮に向かう時間は「追い潮」、干潮に向かう時間は「向かい潮」といった流れが発生。
「追い潮+追い風」「向かい潮+追い風」など風の影響と合わさって、スタートを決めるのが難しい水面と言われている。
スタートを予想するのは難しいが、特に影響が大きくなる大潮の時期は考慮しておこう。
- 満潮
潮が満ちてくると水面が高く不安定になり、うねりも出て乗りづらくなる。
これにより全速ターンが難しくなって「まくり」が決まりにくく、インや内コースの差しが有利に。
また、満潮時は風の影響も大きくなり、潮の出入りする2マーク側が荒れやすくなる。 - 干潮
干潮時には水面が穏やかになり、全速ターンで攻めるスピード戦が展開される傾向である。
機力がダイレクトに反映され、センターやアウト勢の出番出てくる。
「まくり」が決まりやすく、その攻めに乗じて展開を突いた「まくり差し」も増える傾向がある。
風向きは1年を通して北からの向かい風、特に冬場は季節風の影響でひときわ風が強く、しかも天候の変り目は時折追い風が吹くので要注意である。
広さは全国的に見ると中くらいで、ターンマークの移動により「思い切りのよい レースができる」と、選手間では好評である。
決まり手も、まくり、差し、逃げと 多彩なレースが楽しめるボートレース場となっている。
- 冬季のコース別入着率
集計期間:2018/12/01~2019/02/28 単位:%
1 着 | 2 着 | 3 着 | |
---|---|---|---|
1 コース | 50.5 | 16.4 | 11.3 |
2 コース | 16.0 | 24.0 | 19.2 |
3 コース | 12.7 | 17.6 | 17.2 |
4 コース | 12.3 | 22.3 | 21.7 |
5 コース | 6.8 | 11.8 | 19.1 |
6 コース | 2.3 | 8.6 | 12.4 |
1コースからの1着率は、この時期50%となっている。
また、4,5コースの3着率が、3着率には目を向けておこう。
外枠から舟券に絡むレースを予想していこう。
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