G1浜名湖賞,静岡県知事杯争奪戦:概要
- 開催場
ボートレース若松 - 開催日程
2020年1月17日~22日 - 優勝賞金:900万円
G1浜名湖賞,静岡県知事杯争奪戦:展望情報
1月に開催されるG1はその年の賞金バトルを占う一戦でもある。
過去に、ここ浜名湖で1月に開催された周年記念の覇者もトップレーサーの名が並ぶ。
地元エース・菊地孝平(静岡)も2017年1月の63周年覇者である。
グランプリへは4年連続出場中で、2020年もさっそく勢いを加速させるべく、ここで快走を誓う。
2019年グランプリに初出場を果たした徳増秀樹(静岡)も再奮起に期待。
地元水面へのこだわりは誰よりも強く、力強い走りを約束か。
2019年グランプリ出場組からは覇者・石野貴之(大阪)をはじめ瓜生正義(福岡)、吉川元浩(兵庫)、毒島誠(群馬)ら、計10名登場。
また毒島にとって当地は、2010年新鋭王座決定戦でG1初優勝を飾った飛躍の水面で好走が期待できる。
笠原亮(静岡)、岡崎恭裕(福岡)、新田雄史(三重)、篠崎元志(福岡)らは、2020年の反撃に燃える。
岡崎は2010年に当地でSG初制覇を果たし、最近もSG・G1で連続優出中と、当地相性は抜群だ。
前田将太(福岡)、深谷知博(静岡)、磯部誠(愛知)と当地グレード戦覇者もステップアップを狙っている。
注目は石野貴之選手
悲願の初優勝を果たした石野は2019年、11月チェレンジカップに続き、SG2連覇で年間賞金2億円突破している。
目標に掲げた「史上最多のグランプリV4」を叶えるためにも2020年はここでスタートダッシュを図っていくか!!
先日に2020年2度目のG1ダイヤモンドカップでは、見事に優勝戦で1号艇からイン逃げで危なげなく優勝を飾っている。
そこから中6日での浜名湖賞である。
初日ドリーム戦2号艇からの出走である。
豪快なまくりが見れるか注目していきたい。
過去10年間のG1浜名湖賞:優勝戦
- 2011年07月05日 G1浜名湖賞 白井 英治選手
- 2013年01月17日 G1浜名湖賞 峰 竜太選手
- 2014年01月26日 G1浜名湖賞 山崎 智也選手
- 2014年11月20日 G1浜名湖賞 深谷 知博選手
- 2015年08月02日 G1浜名湖賞 山口 剛選手
- 2017年02月5日 G1浜名湖賞 菊地 孝平選手
- 2017年07月26日 G1浜名湖賞 柳沢 一選手
- 2018年12月4日 G1浜名湖賞 茅原 悠紀選手
浜名湖ボート/水面特性,グレード特性傾向
スピード戦では2コースが不利な展開に!
1コース:1着率55%,2着率16.3%,3着率9.2%
2コース:1着率12.4%,2着率27.3%,3着率17.2%
3コース:1着率12.3%,2着率18.2%,3着率19.0%
レースではやはり1コース1着率がアップする傾向だ。
ただ、その55%という数字は、他場グレード戦と比較すると決して高い数字ではない。
気になるのは2コース1着率が下がる点である。
G1では3コースが攻め手となる場面が増えるため、2コースは不利な形になりやすい。
また6コースの3連率は、他コースとほどんどさがない状態である。
グレードレースの傾向と言える。
機力上位のセンター選手が鍵を握る。
全国No.1クラスの水面の広さを誇る浜名湖では、多少の機力差はテクニックで埋められる。
そのため一般戦では人気サイド決着が多い。
ただ、グレードレースになるとテクニック差は縮まり、機力勝負になる。
機力上位のセンター選手を舟券で狙って行きたいところである。
イン艇が先マイしてもセンターがまくり差すと中穴配当に、センター一撃でインを飲み込めば万舟になるということだ。
追い風が強まるとまくりの番手
グレードレースでは逃げの割合が少し高くなるが、まくり、差しとバランス良く決まる。
ただ、追い風4m以上になるとその均等が崩れる傾向がある。
増えるのはまくりだ。ホーム追い風ということは、バック向かい風になる。
現在のモーターは出力低減機で、落として差しているとターン出口で風に負けてしまう。追い風=センターまくりと頭に入れておきたい。
浜名湖ボート最近3ヶ月のコース別入着率&決まり手
1着 | 2着 | 3着 | 4着 | 5着 | 6着 | コース別決まり手 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | まくり | 差し | まくり差し | 抜き | 恵まれ | |||||||
1コース | 58.4 | 16.0 | 7.8 | 7.0 | 6.1 | 4.3 | 95.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 5.0 | 0.0 |
2コース | 14.4 | 25.2 | 16.8 | 19.1 | 13.9 | 10.4 | 0.0 | 26.0 | 52.0 | 0.0 | 16.0 | 6.0 |
3コース | 11.1 | 19.8 | 20.4 | 19.2 | 15.4 | 13.7 | 0.0 | 34.2 | 13.1 | 39.4 | 7.8 | 5.2 |
4コース | 10.2 | 16.3 | 19.5 | 21.2 | 18.0 | 14.5 | 0.0 | 37.1 | 25.7 | 31.4 | 5.7 | 0.0 |
5コース | 4.8 | 14.6 | 20.7 | 17.2 | 24.4 | 17.8 | 0.0 | 23.5 | 5.8 | 64.7 | 5.8 | 0.0 |
6コース | 2.3 | 9.1 | 15.8 | 17.3 | 22.0 | 33.2 | 0.0 | 25.0 | 12.5 | 37.5 | 25.0 | 0.0 |
浜名湖ボートモーターランキング
- モーター番号 59 評価A
2連率51.6 合えばスリットから伸びるし、回ってからのつながりもいい。ただ「合う幅が狭い」と。 - モーター番号 23 評価S
2連率51.4 ホームはそこまでではないが、向かい風になるバックは力強く伸びていた。 - モーター番号60 評価A
2連率46.6 伸びが光っていて、回り足も悪くない。ただペラにヒビで、次節から新ペラに交換。 - モーター番号 61 評価A
2連率44.1 出足、回った後がいい。乗り心地も日に日に上向き。競って力強さを発揮していた。 - モーター番号 57 評価B
2連率43.7 少しずつ分がいいくらいで抜群ではない。F持ちでSのキレが良くなかった。 - モーター番号17 評価A
2連率43.4 ノーハンマーでチルトの上げ下げで対応。出足が良くて押していた。伸びも少し出る。 - モーター番号05 評価B
2連率 43.3 好バランスで中堅上位。特に良く見えたのは回ってから押しの部分。 - モーター番号47 評価S
2連率42.8 ノーハンマー。伸びもいいが、回ってからの進み具合が抜群。抜けた節一だった。 - モーター番号 46 評価C
2連率42.7 序盤は起こしが悪かった。中盤から良化も、ピット離れや出足に違和感を感じていた。 - モーター番号 50 評価A
2連率42.3 グイグイ出ていくほどではないが、直線の気配が良かった。レース足も悪くない。
G1浜名湖賞Wドリーム戦
初日12R:方舟ドリーム戦
- 3388今垣光太郎選手
- 3415松井繁選手
- 3590浜野谷健吾選手
- 3960菊地孝平選手
- 4296岡崎恭裕選手
- 4418茅原悠紀選手
2日目12R:翠緑ドリーム戦
- 4074柳沢一選手
- 3854吉川元治選手
- 3783瓜生正義選手
- 3744徳増秀樹選手
- 4283毒島誠選手
- 4168石野貴之選手
2020年4回目のG1で開催である。
やはり注目は、昨年グランプリ優勝し賞金王に輝いた石野貴之選手が、2020年に入って勢いを落とすことなく、高いモチベーションのままG1ダイヤモンドカップを優勝した。
4戦目にしてG1の2Vを達成数rのか注目してきたい。
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