G3第30回アサヒビールカップとは
- 開催日程:9月15日(水)~9月20日(月)
- 開催場:ボートレース江戸川
- 優勝賞金:103万円
企業杯
- 企業がスポンサーとなり、冠をつけたGIII競走。各競艇場で年1回行われる。出場するレーサーは、A級レーサーが5割程度を占める。女子レーサーはヴィーナスシリーズおよびオールレディース戦に斡旋されるケースが多いため、あまり出場しない。
過去にはヴィーナスシリーズで「Yes!高須クリニック杯」(江戸川、2020年11月)のような企業名を冠した競走が行われた例もあるが、競走格付けが一般のため企業杯には含めないことが多い。
2021年G3一覧
月 | 開催日程 | ボートレース場 | グレード/開催時間帯/タイトル | 優勝者 |
1 | 01/03-01/08 | 徳山 | オールレディース | 鎌倉 涼 |
01/16-01/21 | 浜名湖 | 企業杯 | 中田 竜太 | |
01/20-01/25 | 下関 | オールレディース | 平高 奈菜 | |
01/26-01/31 | 大村 | 企業杯 | 久田 敏之 | |
2 | 02/23-02/28 | 蒲郡 | 企業杯 | 湯川 浩司 |
3 | 03/07-03/12 | 戸田 | オールレディース | 竹井 奈美 |
03/17-03/22 | 尼崎 | 企業杯 | 吉田 俊彦 | |
03/20-03/25 | 大村 | オールレディース | 渡邉 優美 | |
03/26-03/31 | 丸亀 | オールレディース | 守屋 美穂 | |
03/26-03/31 | 宮島 | 企業杯 | 萩原 秀人 | |
4 | 04/08-04/13 | 浜名湖 | オールレディース | 池田 浩美 |
04/19-04/24 | 児島 | 企業杯 | 白井 英治 | |
04/22-04/27 | 常滑 | オールレディース | 平高 奈菜 | |
5 | 05/18-05/23 | 常滑 | 企業杯 | 山崎 郡 |
05/18-05/23 | 徳山 | オールレディース | 遠藤 エミ | |
05/28-06/02 | 多摩川 | 企業杯 | 高橋 勲 | |
05/31-06/05 | 戸田 | オールレディース | 田口 節子 | |
6 | 06/06-06/11 | 江戸川 | オールレディース | 竹井 奈美 |
06/12-06/17 | 戸田 | イースタンヤング | 永井 彪也 | |
06/12-06/17 | 住之江 | オールレディース | 平高 奈菜 | |
06/13-06/18 | 宮島 | ウエスタンヤング | 村上 遼 | |
06/18-06/23 | 桐生 | オールレディース | 寺田 千恵 | |
06/19-06/24 | 浜名湖 | 企業杯 | 坪井 康晴 | |
06/25-06/30 | 尼崎 | 企業杯 | 岡 祐臣 | |
7 | 07/01-07/06 | 平和島 | オールレディース | 田口 節子 |
07/01-07/06 | 大村 | 企業杯 | 田村 隆信 | |
07/13-07/18 | 平和島 | 企業杯 | 東本 勝利 | |
07/13-07/18 | 児島 | オールレディース | 田口 節子 | |
07/25-07/30 | 下関 | オールレディース | 渡邉 優美 | |
07/29-08/03 | 宮島 | 企業杯 | 馬場 貴也 | |
8 | 08/04-08/09 | 住之江 | 企業杯 | 渡邉 和将 |
08/19-08/24 | 宮島 | オールレディース | 鎌倉 涼 | |
08/27-09/01 | 鳴門 | 企業杯 | 齊藤 仁 | |
08/31-09/05 | 三国 | オールレディース | 遠藤 エミ | |
9 | 09/13-09/18 | 福岡 | オールレディース | |
09/15-09/20 | 江戸川 | 企業杯 | ||
09/19-09/24 | 若松 | オールレディース | ||
09/21-09/26 | びわこ | 企業杯 | ||
10 | 10/01-10/06 | 若松 | 企業杯 | |
10/02-10/07 | 鳴門 | オールレディース | ||
10/12-10/17 | 三国 | 企業杯 | ||
10/16-10/21 | 芦屋 | オールレディース | ||
10/29-11/03 | 津 | 企業杯 | ||
10/30-11/04 | 蒲郡 | オールレディース | ||
11 | 11/11-11/16 | びわこ | オールレディース | |
11/17-11/22 | 戸田 | 企業杯 | ||
11/23-11/28 | 桐生 | 企業杯 | ||
11/30-12/05 | 福岡 | 企業杯 | ||
12 | 12/08-12/13 | 丸亀 | オールレディース | |
12/09-12/14 | 唐津 | 企業杯 | ||
12/26-12/31 | 福岡 | クイーンズクライマックスシリーズ |
各開催場の企業杯一覧
桐生 | サッポロビールカップ |
戸田 | 固定されてない |
江戸川 | アサヒビールカップ |
平和島 | キリンカップ |
多摩川 | サントリーカップ |
浜名湖 | SUZUKIスピードカップ・中日カップ |
蒲郡 | KIRIN CUP・中日カップ・名鉄バス杯・愛知バス杯 |
常滑 | INAX杯とこなめ大賞・中日カップ |
津 | マキシーカップ(三重交通) |
三国 | スズキ・カープラザカップ |
びわこ | キリンカップ |
住之江 | アサヒビールカップ |
尼崎 | FM OSAKA杯 |
鳴門 | オロナミンCカップ |
丸亀 | JR四国ワープ杯 |
児島 | シモデンカップ |
宮島 | 固定されていない |
徳山 | 大塚SOYJOYカップ |
下関 | 長府製作所杯 |
若松 | JR九州ビートル杯 |
芦屋 | アサヒビールカップ |
福岡 | 福岡ソフトバンクホークス杯 |
唐津 | 酒の聚楽太閤杯 |
大村 | アサヒビール杯 |
G3第30回アサヒビールカップの出場選手
登録番号 | 選手名 | 級別 |
3226 | 浦田 信義 | B1 |
3315 | 広瀬 聖仁 | B1 |
3436 | 柏野 幸二 | B1 |
3454 | 井川 大作 | B1 |
3461 | 渡邊 哲也 | B1 |
3489 | 大場 敏 | A1 |
3619 | 長谷川 充 | A2 |
3662 | 大庭 元明 | A1 |
3708 | 岡部 貴司 | B1 |
3711 | 江本 真治 | A2 |
3716 | 石渡 鉄兵 | A1 |
3730 | 塩崎 優司 | B1 |
3822 | 平尾 崇典 | A1 |
3918 | 深井 利寿 | A2 |
4000 | 松本 博昭 | A2 |
4009 | 小林 一樹 | B1 |
4077 | 品田 直樹 | B1 |
4089 | 妹尾 忠幸 | A2 |
4122 | 安東 幸治 | B1 |
4152 | 深水 慎一郎 | B1 |
4182 | 吉田 和仁 | B1 |
4189 | 川上 剛 | A2 |
4254 | 川島 圭司 | A2 |
4278 | 藤岡 俊介 | A1 |
4324 | 海野 康志郎 | A1 |
4327 | 加藤 翔 | B1 |
4329 | 小松 卓司 | B1 |
4364 | 池永 太 | A1 |
4370 | 山口 達也 | A1 |
4403 | 木下 大將 | A2 |
4407 | 鹿島 敏弘 | B1 |
4462 | 夏山 亮平 | B1 |
4491 | 田中 堅 | B1 |
4509 | 平見 真彦 | A1 |
4513 | 河野 真也 | A2 |
4562 | 阪本 勇介 | B1 |
4564 | 山本 景士郎 | A2 |
4608 | 荒井 翔伍 | A2 |
4615 | 板倉 敦史 | B1 |
4644 | 山田 亮太 | B1 |
4659 | 木下 翔太 | A1 |
4725 | 佐竹 太一 | B1 |
4815 | 伏島 祐介 | B1 |
4925 | 森 悠稀 | B1 |
4959 | 井上 忠政 | A1 |
4991 | 宗行 治哉 | B1 |
5023 | 久永 祥平 | B1 |
展望情報
江戸川の鬼・石渡&平尾はG1江戸川大賞の前哨戦!634杯の覇者・池永に藤岡・木下翔などV候補が多数!
次節は9月15日(水)に開幕を迎える「G3第30回アサヒビールカップ」の6日間シリーズ(2準優制)。当地では恒例の「企業杯」で、優勝賞金も「200万円」と通常の一般開催の2倍以上。レベルの高いA1レーサーが計「11名」も集結して、まずは4日間の熱い予選バトルに注目だ!
さて、当地では丁度1か月後にG1戦の「江戸川大賞・開設66周年記念」が控えているが、「江戸川の鬼」として鳴らす石渡鉄兵&平尾崇典の2人にとっては、大事な周年の「前哨戦」になってくる。
まず石渡は、今年「4回目」の江戸川参戦。堂々の予選トップを果たした前回戦(4月の富士通フロンテック杯)は、節間を「9戦7勝」と圧倒的な強さを発揮して「王道V」で締め括った。ちなみに、石渡は惜しくも「準V」に終わった2019年9月の「65周年記念」以来、当地では「7連続優出中」と、その「安定感」はズバ抜けている!
ただ、6月の常滑以来、優出から遠ざかっている石渡の近況は今ひとつ。「江戸川推薦」で出場した先月の蒲郡「SGボートレースメモリアル」でも予選敗退に終わっている。よって、翌月に控えている大一番の地元2連戦(当地周年&平和島SGボートレースダービー)へ向けてもリズムの修復を図っておきたいところで、「江戸川鉄兵」は一走入魂走りで「V」だけを狙ってくる!
対する平尾も、今年はファイナル進出を果たした1月の当地「65周年記念」に続いて、前回戦(6月のスポーツニッポン杯)でも6強入り。当地で「歴代最強」の石渡には及ばぬが、遠征勢では現役で「5指」に入る水面巧者。江戸川の「調整」+「走法」を完璧に心得ている平尾は「伸び足」を仕上げるのが極めて上手く、特に「ダッシュ戦」の時に強さを発揮する!
ちなみに、平尾も今後は石渡と同様、当地の周年と平和島ダービーが控えているが、元より「江戸川周年」を制覇することが彼にとっての大きな悲願。そのため、当節で現行モーターを念入りにリサーチするとともに、石渡と「2強」を形成して、当シリーズも大いに盛り上げてくれるはずだ。
そして、前回1月の「65周年記念」こそ予選敗退に終わったものの、2年前にG2戦の「江戸川634杯」を制している池永太も楽しみな存在。基本的には「攻撃型」のレーススタイルで「伸び足重視」の調整で挑むことが多い。よって、程々のモーターを手にした上で、調整がバチッと合うようだと、前記した「2強」に割って入ることも可能だろう。
さらに、藤岡俊介・木下翔太の近畿勢も、覇権争いに参入してくるのは必至。まず、藤岡は7月の芦屋「オーシャンカップ」で念願の「SG初出場」を果たすなど近年の充実ぶりは目覚ましい。以前はやや単調な「S一撃型」だったが、近年は最大の武器である「S力」に加えて「差しの精度」が格段に上がっている。江戸川の水面も無難に乗りこなしてくるし、前走地の戸田を含めて今期(5月1日以降)は「3V」と好調。絶好の流れで参戦してくる。
一方、記念タイトルには後一歩、手が届いていない木下だが、すでにG2以上の特別戦で「18優出」と着実に実績を積み重ねている大阪支部の若手エース格。「テクニック」+「スピード」を兼備しており、舞台が一般戦であれば常に「主役級」の走りが期待できる。
その木下、4日間開催の3日目が(強風高波浪によって)中止・打ち切りとなったため、予選3走でV戦1号艇を得る強運を発揮した前回の当地戦(昨年11月のまねきの湯カップ)において「江戸川初制覇」を達成した他、当地は一般戦なら「4連続優出中」とコンスタントに好走している。常に「伸び足重視」で挑み、旋回技量よりも「力」で捻じ伏せるレースで結果を出している。
平尾と同じ中国地区からは海野康志郎・山口達也もエントリー。「重量級」が苦戦傾向にある現行の「モーター」+「ペラ制度」において、常時「60kg付近」の体重で走りながら、余裕でA1級をキープしている海野は、ある意味「奇跡的」と言える。そのハンデを補っている「旋回技量」は一級品で、特に「捲り差し」の切れ味は天下一品だ。
当地においては「63周年記念」のV戦で転覆を喫した苦い過去もある海野だが、元々「波乗り」は得意にしている。その波に負けてしまう「低調機」を引いてしまうと苦戦する可能性もあるが、下がらない程度の「伸び」と「操作性」が伴っていれば好勝負は必至だ。
対する山口は、「準完全ペース」だったV戦でフライングに散った3年前の「まねきの湯カップ」以来となる久々の当地参戦。気持ちが乗っている時の山口は桁違いに強い反面、調子の波が激しいタイプで、今期は少々乱調気味。従って、彼の場合はとにかく蓋を開けてみるまでは未知数。良機の援護を得ると「ピンラッシュ」の可能性も十分にあり得るが、果たして…!?
石渡&平尾と同じ「マスターズ世代」の大場敏・大庭元明も「衰え」の二文字とは全く無縁で、ピット内においても実に若々しい。「捌き巧者」の大場は、生命線である「出足系統」が仕上がりさえすれば、高確率で舟券に貢献。「年1回ペース」の当地においても、一昨年6月の「G3マスターズリーグ」でVを飾っている他、安定して好成績を残している。
「テクニシャン」の大場に対して、大庭の魅力は「攻めっぷり」の良さ。レーススタイルは若手時代と何ら変わっておらず、当地通算「10優出&1V」と実績も十分。以前に比べると参戦機会は減少したものの、現在も水面相性は良い部類。当シリーズも「攻撃的」なレースを連発して、準優圏内には食い込んでくることだろう。
残るA1級は、平見真彦・井上忠政の2者。過去に当地の6コースから「初V」を飾っている平見は「波乗り」が非常に巧く、現在においても参戦機会は多い。なお、近況の江戸川では少し調整に苦戦している印象だが、「回り足系統」がバシッと仕上がると久々の当地優出も狙えるはず。
新進気鋭の井上は、豪胆かつ強気な攻めが身上。可能な限り自力の「捲り」で仕掛けていく姿勢は頼もしく、一心不乱に鍛錬を積めば「記念常連」に成長する可能性を秘めている。江戸川は今回が通算「4回目」の参戦で、前回戦(昨年11月のルーキーシリーズ)で初優出。その時より経験値を増した井上は「攻めだるま」と化して、V戦線に参入してくるかも!?
A1級以外では、まず今年「6回目」の当地参戦となる地元の荒井翔伍に注目したい。近況の当地戦では「抽選運」に泣かされることが多かったが、前回のお盆開催(大江戸賞)では「100点満点」の舟足を引き出して堂々の6強入り。「出足」+「乗りやすさ」がセットで仕上がると粘り強く、当節も虎視眈々と久々の「江戸川V」を狙っている。
さらに、先に触れた平尾・山口以外に岡山支部からは、ともに当地で通算「5V」をマークしている柏野幸二・妹尾忠幸も参戦。柏野は負傷の影響もあって現在B1級に陥落しているが、現勝率(5月1日以降)は「6点台」と復調ムード。当地における調整も掌握しており、上位のパワーを引き出せると面白い。
対する妹尾は、昨年1月の「報知新聞社杯」以来となる江戸川参戦。その前回はワースト級の「低調機」を引いて苦戦を強いられたが、それ以前は江戸川を走れば常に「優勝か優出」と言っても過言ではないほどの強さを誇った。ちなみに「差し」を得意とする妹尾の生命線は「回り足」だが、波はあまり得意ではなく、できれば静水面で戦いたいところ。
その他、「A1級同等」の実力者である川上剛・深井利寿の2者に加え、松本博昭・川島圭司も、機力次第では上位争いを演じてくれそう。この中で、川上と松本は諦め知らずの粘り強い「コーナー戦」が持ち味。一方、深井&川島の滋賀勢は気っ風のいい攻めがセールスポイント。特に、深井・松本は「波乗り巧者」で水面が荒れた時は積極的に買いたいタイプだ。
最後に、今シリーズの「穴候補」として挙げておきたいのは、佐竹太一&森悠稀の兵庫勢と、広島支部の成長株・宗行治哉の3者。
まず、佐竹は「伸び仕様」が嵌った時の「捲り」が魅力だし、「S力自慢」の森はダッシュ筋からの「一発力」を秘めている。そして、宗行は将来性を感じさせる「ターンセンス」の持ち主。3者ともに良機の後押しは欲しいが、機力が伴っているようなら節間を通して注目すべき存在だ!
G3第30回アサヒビールカップ・江戸川競艇場特徴
基本情報
公式サイト:https://www.boatrace-edogawa.com/
電話番号:03-3250-3500
アクセス:JR総武線「平井駅」北口から約15分
地下鉄東西線「西葛西駅」南口から約10分
都営新宿線「船堀駅」から約5分
- 水質は汽水
レース場自体は河川を利用して作られているが、河口近くに位置しているため、江戸川競艇場の水質は淡水と海水が混ざり合う「汽水」となっている。
海水が含まれていることから潮の満ち引きがあるが、江戸川競艇場はこの潮の満ち引きの影響がかなり強く、潮の状態によってレースの展開が大きく変わる。
それに加えて川の流れによっても水面が変化するので、ほかの競艇場では発生しないような複雑な波が発生する。
江戸川競艇場では転覆事故がほかの競艇場よりも起こりやすく、場合によってはレースそのものが成立しなくなってしまう事態に陥ることもある。 - 第1ターンマークに注意
第1ターンマークがスタンド側に大きく振られている。
江戸川競艇場は、第1ターンマークがスタンド側に大きく振られている。
1コースの艇はスタート後に斜めに進まなければいけないので、スタートで出遅れたときに他の艇にまくられやすい。
逆に、3・4コースの艇はスタート後に真っ直ぐ進むだけで、まくりを決められる。
そのため、江戸川競艇場では、選手のスタートタイミングが勝負を決めることになる。 - 上げ潮・下げ潮がレースに影響しやすい
江戸川競艇場では、上げ潮・下げ潮がレースに影響しやすい。
これは、水面が「中川」のなかに作られているからだ。
中川は東京湾とつながっているため、干潮から満潮に向かう時間帯には海水が流れ込んでくる。
その結果、河川の流れが逆転し、下流から上流へと水が流れるようになる。
個人予想の際には上記に注意して舟券を買うべきだね。
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