競艇全国ボートレース甲子園(GⅡ)とは
全国47都道府県を網羅したボートレーサーが出場する「夏の甲子園」のような全国大会がグレードレースとして昨年新設された!
記念すべき第1回大会はボートレース浜名湖で開催された。
- 全国ボートレース甲子園選出基準
出場レーサーの資格:A1級、A2級及びB1級のレーサー
出場レーサーの選出方法:
過去1年間(2019年5月1日~2020年4月30日)の競走において、レーサーを出身地別に区分し、都道府県毎に勝率上位5名のうちから1名、競走会が選出する者(47名)
該当レーサーがいない都道府県がある場合、当該都道府県が属する地区(競走会が区分する地区)内の勝率上位の者から選出
※該当者がいない場合の例:『B2級』、『出場回数100回未満』、『フライングによる辞退期間』等
全国47都道府県勝率上位レーサーだけが参加可能!
- 東北 北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、
- 関東 茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨、長野
- 東海 岐阜、静岡、愛知、三重
- 近畿 富山、石川、福井、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山
- 四国 徳島、香川、愛媛、高知
- 中国 鳥取、島根、岡山、広島、山口
- 九州 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄
G2第3回全国ボートレース甲子園展望情報
2019年に創設されたG2競走だ。
高校野球の夏の甲子園大会と同じように、47都道府県から選出された選手と、施行者希望5名による52選手で争われ、優勝すればSGクラシックの出場権が与えられる。
ちなみに、優勝旗は高校野球と同じ京都の平岡旗製造で作られた。
地域によって選手数やレベルが違うため、SGクラスからB級選手まで、出場選手の実力差は大きい。
B級選手にもSG出場権獲得のチャンスはあるが、優勝戦に乗ってくるのはSGクラスがほとんどだ。第1回の浜名湖大会は今垣光太郎(石川)、第2回の三国大会では峰竜太(佐賀)が優勝した。
今大会も、峰が優勝戦線をリードするのは当然として、やはり近況好調な選手が中心になる。
桐生順平(福島)は昨年SGグランプリ出場を逃がしたが、今年は多摩川G1地区選と宮島G1ダイヤモンドカップで優勝、原田幸哉(愛知)は下関PG1マスターズチャンピオン、徳山G1周年で優勝。
今節が初出場になる松井繁(大阪)も「レース勘を取り戻した」と各地で安定した成績を残している。スピード自慢の毒島誠(群馬)はナイター巧者だ。
女子の平山智加(香川)と平高奈菜(愛媛)は、地元で走り慣れた強みを発揮したい。
G2第3回全国ボートレース甲子園出場選手一覧
3024 | 西島義則 | A1 |
3388 | 今垣光太郎 | A1 |
3415 | 松井繁 | A1 |
3458 | 東健介 | B1 |
3557 | 太田和美 | A1 |
3573 | 前本泰和 | A1 |
3582 | 吉川昭男 | A1 |
3623 | 深川真二 | A1 |
3716 | 石渡鉄兵 | A1 |
3721 | 守田俊介 | A1 |
3779 | 原田幸哉 | A1 |
3826 | 村田修次 | A1 |
3854 | 吉川元浩 | A1 |
3897 | 白井英治 | A1 |
3940 | 飯山泰 | A1 |
3960 | 菊地孝平 | A1 |
3983 | 須藤博倫 | A1 |
4044 | 湯川浩司 | A1 |
4061 | 萩原秀人 | A1 |
4063 | 市橋卓士 | A1 |
4102 | 益田啓司 | A1 |
4159 | 向後龍一 | A1 |
4169 | 多田有佑 | B1 |
4188 | 久田敏之 | A1 |
4195 | 前川守嗣 | A2 |
4201 | 佐竹友樹 | B1 |
4205 | 山口剛 | A1 |
4238 | 毒島誠 | A1 |
4245 | 高橋直哉 | B1 |
4262 | 馬場貴也 | A1 |
4266 | 長田頼宗 | A1 |
4304 | 藤崎小百合 | A2 |
4305 | 金子拓矢 | A1 |
4320 | 峰竜太 | A1 |
4337 | 平本真之 | A1 |
4344 | 新田雄史 | A1 |
4364 | 池永太 | A1 |
4387 | 平山智加 | A1 |
4401 | 小林泰 | A2 |
4407 | 鹿島敏弘 | B1 |
4418 | 茅原悠紀 | A1 |
4444 | 桐生順平 | A1 |
4450 | 平高奈菜 | A1 |
4459 | 片岡雅裕 | A1 |
4477 | 篠崎仁志 | A1 |
4497 | 桑原悠 | A1 |
4524 | 深谷知博 | A1 |
4584 | 村岡賢人 | A2 |
4700 | 金子和之 | B1 |
4850 | 野中一平 | A1 |
4895 | 門間雄大 | B1 |
4912 | 中山将太 | A2 |
ボートレース丸亀:水面の特徴
- 水質 海水
- 流れ・水位変化 あり
- チルト角度 -0.5 0 +0.5 +1.0 +1.5 +2.0 +3.0
- 水面特性 防風ネットを設置しているが、冬場は強い向風が吹く。満潮時は2マークが荒れる。
- レースの特徴 1マークの振りが大きく、干潮で向風だとまくりが決まる。
満潮水面は差しの出番が増える。
まるがめボートレース場の競走水面は、海水で潮の満ち引きがレースに大きな影響を与える。
丸亀の潮位差は最大で3mと大きく、その変化によってレース傾向が変わるほど大きな影響がある。
水面図でも確認できるが、潮が出入りするのは主にピット横の2マーク側。
これにより満潮に向かう時間は「追い潮」、干潮に向かう時間は「向かい潮」といった流れが発生。
「追い潮+追い風」「向かい潮+追い風」など風の影響と合わさって、スタートを決めるのが難しい水面と言われている。
スタートを予想するのは難しいが、特に影響が大きくなる大潮の時期は考慮しておこう。
- 満潮
潮が満ちてくると水面が高く不安定になり、うねりも出て乗りづらくなる。
これにより全速ターンが難しくなって「まくり」が決まりにくく、インや内コースの差しが有利に。
また、満潮時は風の影響も大きくなり、潮の出入りする2マーク側が荒れやすくなる。 - 干潮
干潮時には水面が穏やかになり、全速ターンで攻めるスピード戦が展開される傾向である。
機力がダイレクトに反映され、センターやアウト勢の出番出てくる。
「まくり」が決まりやすく、その攻めに乗じて展開を突いた「まくり差し」も増える傾向がある。
風向きは1年を通して北からの向かい風、特に冬場は季節風の影響でひときわ風が強く、しかも天候の変り目は時折追い風が吹くので要注意である。
広さは全国的に見ると中くらいで、ターンマークの移動により「思い切りのよい レースができる」と、選手間では好評である。
決まり手も、まくり、差し、逃げと 多彩なレースが楽しめるボートレース場となっている。
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