SGグランドチャンピオンとは
SGグランドチャンピオンは、SG競争で活躍したレーサーが出場するSGの中でも特にレベルの高い競争。
「SGの最高峰」とも称されるSG競争である。
- 開催期間:6月22~27日
- 開催場:ボートレース児島
- 優勝賞金:3300万円
- 出場者:52名
- 出場資格
・A級の者
・前年度当該競争の優勝者
・前年度のSGグランプリ優勝戦進出者
・当該競争の直前に開催されたSG競争の優勝者
・優先出場を除き、前年4月1日~当年3月31日の期間出場回数が160回以上でSG競争の優勝戦完走者またはSG競争の予選得点合計が上位の者。
過去のグランドチャンピオン優勝選手と開催場
- 第30回 2020/07/28 多摩川競艇場 徳増 秀樹選手
- 第29回 2019/06/23 多摩川競艇場 柳沢 一選手
- 第28回 2018/06/24 徳山競艇場 白井 英治選手
- 第27回 2017/06/25 鳴門競艇場 石野 貴之選手
- 第26回 2016/06/26 蒲郡競艇場 山崎 智也選手
- 第25回 2015/06/28 宮島競艇場 山崎 智也選手
- 第24回 2014/06/29 浜名湖競艇場 菊地 孝平選手
- 第23回 2013/06/30 常滑競艇場 太田 和美選手
- 第22回 2012/06/24 芦屋競艇場 太田 和美選手
- 第21回 2011/06/26 児島競艇場 瓜生 正義選手
- 第20回 2010/06/27 大村競艇場 湯川 浩司選手
前検日/モーター抽選結果:SGグランドチャンピオン児島ボート
令和3年の児島で第31回大会を迎える。
ここ2年は徳増秀樹(静岡)、柳沢一(愛知)がSG初優勝を飾っているが、歴代覇者は白井英治(山口)、石野貴之(大阪)、菊地孝平(静岡)、瓜生正義(福岡)、湯川浩司(大阪)、原田幸哉(長崎)、池田浩二(愛知)、今垣光太郎(福井)と、複数回SGVの実績を持つ選手ばかり。SGV12の松井繁(大阪)はグラチャン優勝こそないが、20年連続27回目の出場と、長年にわたってSGで活躍し続けていることがわかる。
シリーズの中心はやっぱり峰
SGで場数を踏んだ選手が主導権を握りそうだが、優勝争いの中心は峰竜太(佐賀)。史上初の6期連続勝率1位でボート界に君臨し、全国、どの大会でも中心的存在だ。茅原悠紀(岡山)が地元の期待を一身に背負う。昨年後半はF2でグランプリ出場へこぎ着けた。GWのオール岡山で予選、準優と無敵を誇りながら優勝を逃した悔しさを胸に、地元SGへ全身全霊で挑む。
勢いなら下関マスターズC、徳山周年で連続Vを果たした原田か。4月当地GIIIで1年ぶりの優勝、徳山GW戦で通算V100を達成した白井も有力。当地68周年を制した菊地は水面相性抜群だ。当地SGV歴ある瓜生、毒島誠(群馬)、桐生順平(埼玉)ら実績上位者に、秦英悟(大阪)ら初出場組7名がどんな戦いを繰り広げるのかも見どころだ。
児島競艇場注目モーター
1月9日から使用のモーターはグラチャンで18節目、各機10〜12節使用されている。
現在2連率50%を超える38 はGW戦で吉田拡郎が引き当てるも、数字ほどの動きは見られなかった。
しかし4月に乗った伏兵の小川晃司、佐川正道の実戦足は数字通り。プロペラがマッチすれば上位級で間違いない。
2連率40%以上の33、47、67、49、44はプロペラに反応があり、調整によってどこかに特徴が出る。
近況、中間整備後に上向いているのが63だ。
GW戦で前原大道が選抜3着、続く広次修が優勝を飾った。2連率は21.7%(5月31日現在) だが、上位機と遜色ない動きを見せている。
4月GIIIで坪井康晴が整備後に急上昇した54や、底力のある13 、43、36も実戦足が良く注目したい。
- 38号機(50%)吉川元浩 出足、行き足と抜群の動きで、特に良いのがレース足
- 13号機(40%)上平真二 全体的な足色が強め。ゾーンが広い本体素性良機だ!
- 33号機(47%)峰 竜太 全体的な足色に余裕がある印象。回転調整がカギだ!
- 36号機(43%)菊地孝平 行き足、直線の伸びと力感あり。調整次第でさらに上積み
- 34号機(41%)久田敏之 出足番長! 出足、回り足とグリップ感が高水準です。
- 47号機(46%)守田俊介 行き足、スリット足と良く見える。全速Sならさらに強め!
- 67号機(43%)坂口 周 新ペラ交換でペラ調整が急務! 本体素性はOKです。
- 49号機(43%)羽野直也 出足、回り足と中堅上位の動き。特にレース足が光る。
- 71号機(42%)石野貴之 常に上位級の仕上がりみせ、出足、行き足系が良好
- 44号機(40%)桐生順平 本体は良さそうで中堅上位の力強さも、回り足は甘め。
SGグランドチャンピオンドリーム戦
宮島競艇場特徴
瀬戸内海に面した児島は干満の差が激しいレース場だ。この時期の風向きは向い風が中心。天候にもよるが、雨が降った後は追い風になることも。
グラチャンの開催時の潮位を見ると初日は9R頃が干潮。比較的穏やかな水面で、多彩な決まり手もありそうだ。予選最終日は大潮で1R頃が満潮となる。満潮時はレースの返し波が残ったり、うねりが出てターンで流れ気味になる。イン信頼のレースでも2コースに差されたり、捲りに出て大きく飛ぶケースは十分考えられる。
最終日は4R頃が満潮だ。優勝戦の時間帯は下げ潮でコンディションは良好。ダッシュ勢の攻めも利くとなれば、波乱の可能性も考えておきたい。
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